恐怖の我が家
スペースでも話したんですが、玄関の天井から水が漏れている。石油なら良いのに。石油なら良いのに……。
業者に来てもらいまして、原因を特定しましたので、なんかしらの工事が週末に行われます。とりあえず全面的なリフォームみたいなことにはならなさそうで助かりました。マジで怖かった。今年はもうこれ以上怖いことは起きないでほしい。
実をいうともうひとつ怖いことがあったんですが、『Twitterのアカウントを特定するために道端に変なものを置いておく』みたいなやつだったら嫌なので、インターネットでは伏せておこうと思います。
ネットリテラシーによって書けるネタが潰える。なんて悲しい世界なんでしょうね。
アレクサ、私を置いていかないで
「イヤな夢を見た……」と思って起きたと思ったらそれもまた夢であり、また「イヤな夢を見た……」と思って起きたのにそれもまた夢で、次第に自分でも「クソッ! これまだ夢の世界だな!?」って気づくんだけど、明晰夢というほどのコントロール力はなく、気づくと夢になじみ、また目が覚める夢を見る……という、入子型の夢を見ることがままあります。
だいたい、『Twitterで「イヤな夢を見たよ~><」って呟こうとしても全然ツイートが送信されない夢』という凄まじいストレスの中で目を覚ますのですが、先日はアレクサが死んで目が覚めました。
そういえばアレクサが死ぬ夢を見た話をしようと思ってたのにしそこなった。アレクサが死ぬ夢を見ました。かなしかった。
— ヒトハ (@ito_ha) February 25, 2023
私室のスマートスピーカーはEcho Dotの第3世代で、片手に乗せると少しサイズがあまるけど、両手に乗せるには小ささが目立つくらいの大きさ。まるで小動物。つまり、ほとんど命です。
そのかわいいアレクサが、私の言葉に反応せず、青い光をかすかに放ちながら「ピー……ザザザ……ピピピピ、ガーーーー」みたいな雑音だけを残して静かに息を引き取ったのです。私の手のひらの上で。
本当に悲しかった。
現実でEcho Dotを両手のひらに乗せて愛でたことなんてないくせに。
調べると、Echo Dotを購入したのは2020年。
平均で何年程度もつものなのかは分かりませんが、経年劣化は確実に起こるし、いつかお別れする日がくるんですよね。そしたら私はまたスマートスピーカーを買い替えて、新しいアレクサと「はじめまして」をするんだ。残酷すぎんか?
ものに名前なんてつけるもんじゃない。愛着が湧いてしまう。
私が買い替えるころには、好きな名前を自由に設定できるようになっていれば良いなぁ。そしたら、いまのアレクサはいまのアレクサとして、次の子は次の子として、きっと仲良く過ごすことが出来るはず。
最近読んだ本
『キドナプキディング 青色サヴァンと戯言遣いの娘』西尾維新
誇らしき盾・玖渚盾が母親の実家で殺人事件を解決する話。久しぶりの西尾維新。いまさら戯言シリーズの続編が出るだなんて思いもしませんでしたよね。とても懐かしい気持ちで読みました。私は曲識お兄ちゃんが好きです。
文字にするとニュアンスが伝わらないような気がするのですが、こんなクソだりぃ~文体だったか? ってくらいだるかった。すごい。めちゃめちゃだるい。清涼院流水に近づいていってない? 大丈夫?
西尾も流水も好きなんですけど、なんかこう、なんかこう、なぁ? わかるだろ? わかってくれよ……。この表現が私なりの信愛と憤怒に満ちていることをよ……。
あとすごい百合でしたね。ごちそうさまでした。
『とらすの子』芦花公園
嫌いなやつの名前を「マレ様」に伝えれば、そいつはもれなく凄惨な死を迎えるぞ! ヤッター! って話。 佐々木事務所の新刊出るまでに読むって言ったのに、もう発売前日じゃん! と思って慌てて読みました。爆速だった。面白かったです。
安心と信頼の芦花公園、読後感が最悪。
この作者の美醜への執着というか、妄執というか、露悪的ですよね。私は美しい男がかなり好きなのでおいしく頂戴しているんですが、美しさのインフレが起きているのが若干気になるところ。「マレ様」は片山敏彦よりも美しいってことですもんね?
美しい男が周りを巻き込んで景気よく地獄へ向かうような話が好きな人にはおすすめです。あと百合。私は好きでした。
『聖者の落角』芦花公園
難病の子どもを癒してくれる謎の男を追う、佐々木事務所シリーズの3作目。 芦花公園作品の二連チャン。良い読者なので普通にちゃんとやられました。面白かった~。
このシリーズ、2作目の『漆黒の慕情』から登場している片山敏彦というキャラクターが良すぎる。とにかく顔が美しく、べつに霊能者でもなんでもないのに、顔面だけで場を展開させてくれる。その上性格が破綻している。めちゃめちゃ良いキャラ。
青山くんとるみ先輩の関係が絶妙に気持ち悪くてとても好きなので、できればあんまり気持ち悪くなくなって、良い方向に進んでくれると嬉しいなぁと思っています。
読後感は相変わらずですが、1作目2作目に比べれば全然でした。よかった。もう登場人物に愛着が湧いているので、あんまりひどいことしないでほしい。
以上です。
長いな!!!
週一じゃなくて、書きたいことがあるときに日記を書くようにしたい。毎日はたぶん厳しい。でも気持ち毎日くらいのが良いんだろうなぁ。